都市計画とまちづくりの違い
このページでわかること
- 都市計画は、町の土地の使い方や道路・公園などを、行政が法律にもとづいて決めること
- 都市計画は主にハード、まちづくりはハードとソフトの両方を扱う
- 都市計画は「上から」、まちづくりは「下から」の動きが中心
- どちらか一方ではなく、両方そろって町は良くなる
このページでは「都市計画」と「まちづくり」の違いを説明するよ。
都市計画とは?
都市計画ってなに?
ざっくり言うと、町の土地をどう使うか、道路や公園をどこにつくるかを、行政がルールに沿って決めることだよ。
日本では「都市計画法」という法律があって、それにもとづいて決められているんだ。
なんでそんなことを決める必要があるの?
もし誰でも好きな場所に好きな建物を建てられたら、どうなると思う?
……家の隣にいきなり大きな工場ができたら、うるさくて困るかも。
そういうことが起きないように、「この辺りは住宅地」「この辺りはお店や工場」というふうに、町全体の使い方を前もって決めておくんだ。
道路や下水道のように、町全体でつながっていないと意味がないものも、計画的につくる必要があるよね。
まちづくりとの違い
それって、まちづくりと同じじゃないの?
重なるところもあるけど、違うところが2つあるよ。
違い1 ハードとソフト
まちの「入れ物」のことをハード、「中身」のことをソフトと呼ぶことがあるよ。
- ハード:道路、建物、公園、橋など、形のあるもの
- ソフト:人のつながり、活動、イベント、ルールなど、形のないもの
都市計画は主にハードを扱うけど、まちづくりはハードとソフトの両方を扱うんだ。
違い2 上からと下から
もうひとつは、誰が中心になって決めるかだよ。
- 都市計画:行政が、町全体を見渡して決める(上から)
- まちづくり:住んでいる人たちが、身近なところから積み上げていく(下から)
上からと下から、どっちがいいの?
どっちも必要なんだ。
町全体の道路のつながりは、上から見ないと決められない。でも、近所の公園をどう使うと楽しいかは、実際に使っている人のほうがよく知っているよね。
たとえば公園の場合
公園を例にすると、違いがわかりやすいよ。
| 都市計画 | まちづくり | |
|---|---|---|
| すること | 公園をどこに、どのくらいの広さでつくるか決める | できた公園をどう使うか考え、人が集まる場にする |
| 中心になる人 | 行政 | 住民、地域のグループ、行政など |
| 扱うもの | ハード | ハードとソフト |
公園をつくるのが都市計画で、公園を「みんなの場所」にするのがまちづくり、って感じか。
そうそう。最近は、計画をつくる段階から住民が話し合いに参加することも増えていて、ふたつの距離はどんどん近くなっているよ。
ポイント
- 都市計画は、町の土地の使い方や道路・公園などを、行政が法律にもとづいて決めること
- 都市計画は主にハード、まちづくりはハードとソフトの両方を扱う
- 都市計画は「上から」、まちづくりは「下から」の動きが中心
- どちらか一方ではなく、両方そろって町は良くなる