わかりやすいまちづくり入門

2章 まちづくりに関わる人たち

まちづくりに関わる人たちの全体図

このページでわかること

  • まちづくりには、住民、自治会、NPO、社協、行政、企業、学校、専門家、外から来る人など、たくさんの人が関わっている
  • 大きく分けると「地域に住む人」「テーマで集まる人」「仕事として関わる人」「外から関わる人」の4グループ
  • ひとりがいくつもの立場を持っていることが多く、それがグループどうしをつないでいる
  • 中高生も、住民としてすでにまちづくりの関係者
ひなた

このページでは、まちづくりに関わっている人たちを全体で見てみるよ。

誰がまちづくりをしているの?

ひなた

1章で「まちづくりはみんなでやる」って聞いたけど、「みんな」って具体的に誰なの?

さとる

ざっと並べると、こんなにいるよ。

グループ誰?このあと説明するページ
住んでいる人の集まり住民、自治会・町内会住民と自治会・町内会
地域をまとめる組織地域運営組織、まちづくり協議会地域運営組織・まちづくり協議会
テーマで集まる人NPO、市民活動団体NPO・市民活動団体
福祉を支える人社会福祉協議会、民生委員社会福祉協議会と民生委員
外から来て地域に入る人地域おこし協力隊地域おこし協力隊
役所と議会市役所・町村役場、議員行政(役所)と議員
働く場所商店街、地元の会社商店街・地元の企業
学ぶ場所学校、大学、若者学校・大学・若者
専門の知識を持つ人建築家、コンサルタント、デザイナーなど専門家
活動を支える人中間支援組織中間支援組織
外から関わる人関係人口、移住者関係人口・移住者
ひなた

多い! 覚えられないよ。

さとる

今は全部覚えなくて大丈夫。次のページから1つずつ説明するからね。

ここでは、大きく分けると4つのグループがある、ということだけ押さえておこう。

4つのグループ

さとる
  1. 地域に住んでいる人たち:住民、自治会、地域運営組織など。「同じ場所」で集まる人たち
  2. テーマで集まる人たち:NPOや市民活動団体など。「同じ関心」で集まる人たち
  3. 仕事として関わる人たち:役所、社会福祉協議会、企業、専門家など
  4. 外から関わる人たち:地域おこし協力隊、関係人口、移住者など
ひなた

1と2って、1章の「まちの範囲」のページで出てきた話?

さとる

よく覚えてたね。「同じ場所」の集まりと「同じ関心」の集まり。まちづくりの担い手は、この2つが軸になっているんだ。

ひとりがいくつもの顔を持つ

さとる

もうひとつ大事なことがあるよ。

この表は「人の種類」の一覧に見えるけど、実際はひとりの人がいくつもの立場を持っていることが多いんだ。

ひなた

どういうこと?

さとる

たとえば、ぼくの知り合いのパン屋さんはこんな感じ。

  • 商店街でお店をやっている(商店街)
  • 住んでいる地域の自治会の役員もしている(自治会)
  • 休みの日は子ども食堂を運営するNPOを手伝っている(NPO)
  • 小学校の登下校の見守りもしている(学校との関わり)
ひなた

ひとりで4つも!

さとる

こういう人は、まちの中で別々のグループをつなぐ役目を自然に果たしているんだ。

逆に言うと、同じ人にいろんな役が集まりすぎて大変になる、という問題もある。これは5章の「担い手と世代交代」で考えるね。

ひなたも「関わる人」のひとり

ひなた

この表に、中学生は入ってないの?

さとる

入ってるよ。「学校・大学・若者」のところ。

それに、そもそもひなたちゃんはこの町の住民だよね。まちづくりに関わる人の、いちばん最初の行にもう入っているんだ。

ポイント

  • まちづくりには、住民、自治会、NPO、社協、行政、企業、学校、専門家、外から来る人など、たくさんの人が関わっている
  • 大きく分けると「地域に住む人」「テーマで集まる人」「仕事として関わる人」「外から関わる人」の4グループ
  • ひとりがいくつもの立場を持っていることが多く、それがグループどうしをつないでいる
  • 中高生も、住民としてすでにまちづくりの関係者