地域運営組織・まちづくり協議会
このページでわかること
- 地域運営組織は、小学校区くらいの範囲で、自治会・PTA・NPOなどが集まってつくる「地域のチーム」
- 「まちづくり協議会」「地域自治協議会」など、地域によって名前が違う
- 自治会だけでは手が足りないことや、分野をまたぐ困りごとに取り組むために増えてきた
- 地域の将来について話し合い、計画をつくって活動を続けるのが特徴
このページでは「地域運営組織」と「まちづくり協議会」について説明するよ。
地域運営組織とは?
地域運営組織ってなに? 名前がむずかしい……。
ざっくり言うと、小学校区くらいの範囲で、地域のいろんなグループが集まってつくる「地域のチーム」のことだよ。
「いろんなグループ」って?
たとえば、こんな人たちだよ。
- その範囲にあるいくつかの自治会
- 子どもの保護者がつくるPTA
- お年寄りの集まりの老人クラブ
- 火事や災害のときに活動する消防団
- 地域で活動しているNPOや商店
これまではそれぞれが別々に活動していたんだけど、「みんなで集まって、地域全体のことを一緒に考えよう」というのが地域運営組織なんだ。
呼び方はいろいろ
タイトルの「まちづくり協議会」とは何が違うの?
同じようなものだと思っていいよ。「地域運営組織」は国(総務省)が使っている呼び方で、実際の名前は地域によってバラバラなんだ。
- まちづくり協議会
- 地域自治協議会
- 地区社会福祉協議会
- 〇〇地区振興会
みたいに、いろいろな名前で呼ばれているよ。
どうしてつくられたの?
自治会があるのに、なんでわざわざもう1つつくるの?
理由は大きく2つあるよ。
1つ目は、自治会だけでは手が足りなくなってきたから。前のページで話したように、自治会は人が減って、役員の負担が重くなっているよね。1つの自治会ではできないことも、いくつか集まれば何とかなることがあるんだ。
2つ目は、地域の困りごとが、1つのグループの得意分野におさまらなくなってきたから。たとえば「ひとり暮らしのお年寄りが買い物に行けない」という問題は、福祉の話でもあり、交通の話でもあり、商店の話でもあるよね。
1章の「分野はつながっている」って話と同じだね。
そういうこと。
国の調査では、2025年度に全国で約8,600の地域運営組織が確認されていて、数は年々増えているよ。
どんなことをしているの?
地域によっていろいろだけど、たとえばこんな活動があるよ。
- お年寄りの見守りや、ちょっとした生活の手伝い
- 買い物に行けない人のための送り迎えや移動販売
- 地域の集会所やカフェなど、集まれる場所の運営
- 地域のお祭りや運動会
- 地域の将来について話し合い、計画をつくる
特に大事なのが最後の「計画をつくる」ことだよ。
地域運営組織の多くは、「この地域をこれからどうしていきたいか」を話し合って、地域の計画をつくっている。そして、その計画にそって活動を続けていくんだ。
ほかの人とのつながり
地域運営組織は、地域の中のグループをまとめる「ハブ(中心)」のような役目をしているよ。
- 自治会・PTA・老人クラブなど:地域運営組織のメンバーになる
- 市役所:活動のためのお金(交付金など)を出したり、相談に乗ったりする
- NPOや企業:特定の活動で協力する
自治会と地域運営組織は、どっちが上なの?
上とか下とかではなくて、役割分担だと思うといいよ。
ゴミ置き場の管理みたいに、すぐ近所のことは自治会。いくつかの自治会にまたがることや、たくさんの人の力が必要なことは地域運営組織。そんなふうに分担していることが多いんだ。
ポイント
- 地域運営組織は、小学校区くらいの範囲で、自治会・PTA・NPOなどが集まってつくる「地域のチーム」
- 「まちづくり協議会」「地域自治協議会」など、地域によって名前が違う
- 自治会だけでは手が足りないことや、分野をまたぐ困りごとに取り組むために増えてきた
- 地域の将来について話し合い、計画をつくって活動を続けるのが特徴