わかりやすいまちづくり入門

8章 まちに何が残る?

まちづくりは誰のものか

このページでわかること

  • 1〜8章は、「まちづくりとは」から「何が残るか」まで、ひとつの流れでつながっている
  • まちづくりは、そこで暮らすみんなのもの。そして、その「みんな」には自分も入っている
  • まちは完成しないので、まちづくりにはゴールがなく、リレーのように引き継がれていく
ひなた

このページでは、ここまでの内容をふり返りながら、「まちづくりは誰のものか」を考えるよ。

ここまでの道のり

さとる

ずいぶん長い道のりだったね。ここまでの8章を、ひとつの流れでふり返ってみよう。

章問い答え
1章まちづくりって何?暮らしている場所を、みんなでより良くし続けること
2章誰がやっているの?住民、自治会、NPO、行政、企業、学校、外から関わる人など、たくさんの人
3章「みんなのため」って誰のため?公益は役所だけのものじゃない。市民も担い手になれる
4章活動はどう生まれるの?気づき、当事者の声を聞き、仲間をつくり、小さく始める
5章どうすれば続くの?目的・人・お金・信頼の4つの柱を支える
6章どう関わり合うの?地縁型とテーマ型、行政、企業と、対等に協力する
7章どう続けて、どう終えるの?開いた活動にする。やめることも選択肢のひとつ
8章何が残るの?人と人の信頼のつながり
ひなた

こうやって並べると、全部つながってるね。

まちづくりは誰のもの?

ひなた

さとるさん、このページのタイトルの「まちづくりは誰のものか」って、答えは何なの?

さとる

ひなたちゃんは、どう思う?

ひなた

うーん……。最初は「市役所とか、えらい人のもの」だと思ってた。

でも、自治会の人も、NPOの人も、お店の人も、協力隊の人も、みんなまちづくりをしてた。それに、わたしの「放課後の居場所がほしい」も、まちづくりの出発点になるって教わった。

だから……「みんなのもの」?

さとる

そうだね。まちづくりは、そこで暮らすみんなのものだ。

でも、もう一歩だけ進めてみよう。「みんなのもの」って言うと、なんだか「自分以外の誰かがやってくれるもの」に聞こえることがあるよね。

ひなた

あ……たしかに。「みんな」がやってくれるなら、わたしはやらなくてもいいかなって思っちゃうかも。

さとる

だから、このサイトの答えはこうしたいんだ。

まちづくりは、みんなのもの。そして、その「みんな」には、あなたも入っている。

「より良くし続ける」の意味

さとる

1章で、まちづくりは「暮らしている場所を、みんなでより良くし続けること」だと話したよね。

最後に、この「し続ける」の意味を、もう一度考えてみよう。

まちは完成しない。人は入れかわり、困りごとも変わっていく。だから、まちづくりにゴールはない。一人ひとりの活動はいつか終わるかもしれないけど、誰かが気づいて、誰かが始めて、誰かが引き継いで、まちづくりはずっと続いていくんだ。

ひなた

リレーみたいだね。

さとる

いいたとえだね。そして、そのバトンは、もうひなたちゃんの手にもあるんだよ。

ひなた

でも、何から始めればいいの?

さとる

それが最後の終章「やってみよう」のテーマだよ。中高生だけじゃなく、いろんな人が、自分に合った形でまちづくりに関わる方法を紹介するね。

ポイント

  • 1〜8章は、「まちづくりとは」から「何が残るか」まで、ひとつの流れでつながっている
  • まちづくりは、そこで暮らすみんなのもの。そして、その「みんな」には自分も入っている
  • まちは完成しないので、まちづくりにはゴールがなく、リレーのように引き継がれていく