学校・大学・若者
このページでわかること
- 学校は、避難所や地域の行事の会場になり、子どもを通じて大人どうしをつなぐ地域の拠点
- コミュニティ・スクールなど、地域の人が学校づくりに参加する仕組みが広がっている
- 大学は、調査や提案、学生ボランティア、専門家として、まちづくりに関わっている
- 中高生は「将来の担い手」であると同時に「今の住民」でもある
このページでは、学校や大学、それにわたしたち若者が、まちづくりにどう関わっているかを説明するよ。
学校は地域の拠点
学校って、勉強するところだよね? まちづくりと関係あるの?
学校は、まちにとってすごく大事な場所なんだ。たとえば、こんな役目があるよ。
- 災害のときの避難所になる
- 校庭や体育館が、地域の運動会やお祭りの会場になる
- 子どもを通じて、大人どうしが知り合うきっかけになる
たしかに、運動会でお父さんどうしが仲良くなってた。
それもまちづくりなんだよ。1章で話した「小学校区」という範囲が、まちづくりの単位としてよく使われるのも、学校を中心に人がつながっているからなんだ。
地域と学校が一緒に学校をつくる
地域の人が学校に来ることもあるよね。登下校の見守りとか。
そうそう。最近は、地域の人も学校づくりに参加する仕組みが広がっているよ。
- コミュニティ・スクール:保護者や地域の人が、学校の運営について校長先生と一緒に話し合う仕組み
- 地域学校協働活動:地域の人が、授業の手伝い、放課後の学習、部活動などを支える活動
これは「学校のことは学校だけで」から、「子どもは地域みんなで育てる」へ、考え方が変わってきたということなんだ。
学校は地域に支えられ、地域は学校を通じてつながる。おたがいさまの関係だね。
大学とまちづくり
大学は?
大学も、まちづくりに関わっていることが多いよ。
- 大学のゼミ(少人数の授業)が、商店街や地域に入って調査や提案をする
- 大学生が、子どもの学習支援やお祭りの手伝いにボランティアで参加する
- 大学の先生が、町の計画づくりの話し合いに専門家として参加する
大学生が地域に来ると、若い人の新しいアイデアが入ってくるし、地域の人も元気になる。学生にとっても、教科書だけではわからない「本物の社会」を学ぶ場になるんだ。
中高生もまちづくりの担い手
中学生や高校生にもできることってあるの?
たくさんあるよ。実際に、全国でこんな活動が行われているんだ。
- 地域のお祭りやイベントに、スタッフとして参加する
- 高校生が地元の特産品を使った商品を企画する
- 市役所の「子ども議会」や「若者会議」で、町への意見を伝える
- 町の魅力を、SNSや動画で発信する
高校生が商品を企画するの!?
そうなんだ。地元のお店や会社と一緒に、本当に売られる商品をつくることもあるよ。
もうひとつ大事なことがあるよ。
中高生は「これからのまちの担い手」と言われることが多いけど、実はそれだけじゃない。今この町に住んでいる住民のひとりでもあるんだ。
通学路で危ないと思う場所、放課後に居場所がないこと、バスの本数が少ないこと。中高生だからこそ気づける困りごともあるよね。
「将来の担い手」じゃなくて「今の住民」なんだね。
そういうこと。中高生がどうやってまちづくりに関わればいいかは、最後の終章でまとめて紹介するね。
ほかの人とのつながり
- 自治会・地域運営組織:登下校の見守り、運動会やお祭りで協力する
- 商店街・企業:職場体験や、商品の共同開発をする
- 行政:子ども議会や若者会議をひらく
- NPO:学習支援や放課後の居場所づくりをする
ポイント
- 学校は、避難所や地域の行事の会場になり、子どもを通じて大人どうしをつなぐ地域の拠点
- コミュニティ・スクールなど、地域の人が学校づくりに参加する仕組みが広がっている
- 大学は、調査や提案、学生ボランティア、専門家として、まちづくりに関わっている
- 中高生は「将来の担い手」であると同時に「今の住民」でもある