わかりやすいまちづくり入門

5章 活動はどうすれば続く?

ミッションとは?

このページでわかること

  • ミッションとは、活動が「何のために」あるのかを短い言葉にしたもの
  • 良いミッションには「誰のために」「どんな状態をめざして」「何をするのか」が入っていて、短く覚えやすい
  • ミッションは、迷ったときのものさし、まわりへの説明、メンバーの気持ちをそろえることに役立つ
  • 状況に合わせて見直してもいいが、変えすぎないように年に1回くらい確認するとよい
ひなた

このページでは、1本目の柱「目的」に関わる「ミッション」について説明するよ。

ミッションとは?

ひなた

ミッションってなに? ゲームの任務みたいなもの?

さとる

ちょっと似てるかもね。活動でいうミッションは、その活動が「何のために」あるのかを、短い言葉にしたものだよ。日本語だと「使命しめい」と言ったりもするんだ。

さとる

4章の「仲間をつくる」で、ひなたちゃんたちは自習会の「何のために」を話し合ったよね。

ひなた

「中高生が、放課後に安心して過ごせる場所をつくる」だったよね。

さとる

そう。それが、自習会のミッションなんだ。

良いミッションの条件

ひなた

ミッションって、どうやってつくればいいの?

さとる

良いミッションには、だいたい次の3つが入っているよ。

入れたいこと自習会の例
誰のために中高生が
どんな状態をめざして放課後に安心して過ごせる
何をするのか場所をつくる
さとる

それから、短くて、覚えやすいことも大事だよ。メンバーみんなが言えるくらいがちょうどいいんだ。

逆に、「みんなが幸せになるまちをつくる」のように広すぎると、何をすればいいのかわからなくなってしまう。

ミッションは何に使うの?

ひなた

ミッションを決めると、何がいいの?

さとる

いろんな場面で役に立つよ。

迷ったときの「ものさし」になる

さとる

たとえば、自習会にこんな提案が来たとするね。

「テストの点数を上げるために、毎回小テストをしよう!」

ひなた

うーん、勉強にはなりそうだけど……。

さとる

ミッションに戻ってみよう。自習会は「安心して過ごせる場所」をめざしているんだったよね。毎回テストがあったら、勉強が苦手な子は来にくくなるかもしれない。

こんなふうに、ミッションがあると「それは私たちの目的に合っているか?」で判断できるんだ。

ひなた

意見が分かれたときに、どっちが正しいかじゃなくて、「ミッションに合ってるか」で考えられるんだね。

仲間やまわりに説明できる

さとる

「何をしている活動なの?」と聞かれたときに、ミッションがあるとひとことで説明できるよね。

新しい仲間が入ってくるときも、応援してくれる人や、お金を出してくれる人に説明するときも、ミッションがはっきりしていると伝わりやすいんだ。

メンバーの気持ちがそろう

さとる

前のページで、「なんのためにやってるんだっけ?」と気持ちがばらばらになる話をしたよね。

ミッションを定期的にみんなで確認すると、気持ちがそろいやすくなるよ。

ミッションは変えてもいい?

ひなた

一回決めたら、ずっと同じじゃないといけないの?

さとる

変えてもいいんだよ。町の状況が変わったり、活動してみて新しい困りごとが見えてきたりしたら、みんなで話し合ってミッションを見直すことも大事なんだ。

ただし、コロコロ変えすぎると、それはそれでばらばらになってしまう。年に1回くらい、みんなで「今もこれでいいかな?」と確認するのがおすすめだよ。

ポイント

  • ミッションとは、活動が「何のために」あるのかを短い言葉にしたもの
  • 良いミッションには「誰のために」「どんな状態をめざして」「何をするのか」が入っていて、短く覚えやすい
  • ミッションは、迷ったときのものさし、まわりへの説明、メンバーの気持ちをそろえることに役立つ
  • 状況に合わせて見直してもいいが、変えすぎないように年に1回くらい確認するとよい