まちづくりの目的
このページでわかること
- まちづくりの目的は、その町で暮らす人が、これからも安心して楽しく暮らせるようにすること
- 細かく分けると、暮らしやすさ・安心安全・つながり・愛着・次の世代への5つ
- どれを大事にするかは町によって違うので、話し合って決めることが大切
このページでは、まちづくりを何のためにするのかを説明するよ。
まちづくりは何のため?
まちづくりって、何のためにやるの?
いちばん大きく言うと、その町で暮らす人が、これからも安心して、楽しく暮らせるようにするためだよ。
これを少し細かく分けると、だいたい次の5つになるんだ。
| 目的 | どういうこと? | 例 |
|---|---|---|
| 暮らしやすさ | 毎日の生活が便利で、困らない | 買い物できる場所、バス、公園 |
| 安心・安全 | 事故や犯罪、災害から身を守れる | 防犯パトロール、防災訓練 |
| つながり | 困ったときに頼れる人や場所がある | 子ども食堂、地域の集まり |
| 愛着・誇り | 「この町が好き」と思える | お祭り、町の歴史を伝える活動 |
| 次の世代へ | 今の暮らしを、子どもや孫の代まで続けられる | 自然を守る、担い手を育てる |
目的1 暮らしやすさ
暮らしやすさって、具体的には?
たとえば、家の近くにスーパーがなくなったら、車を運転できないお年寄りは買い物に困るよね。
そこで地域の人が協力して、週に一回の移動販売を呼んだり、買い物の送り迎えをしたりする。こういう、毎日の「ちょっと困る」を減らすのがひとつ目の目的だよ。
目的2 安心・安全
ふたつ目は、事故や犯罪、災害から暮らしを守ることだよ。
特に災害のときは、救急車や消防がすぐに来られないこともある。そんなとき、近所の人どうしで声をかけ合えるかどうかで、助かる人の数が変わると言われているんだ。
ふだんから顔見知りになっておくのが大事なんだね。
目的3 つながり
3つ目は、人と人のつながりだよ。
家族だけでは解決できない困りごとってあるよね。親が仕事で忙しくて、ひとりでご飯を食べている子とか、近くに知り合いがいなくて子育てに悩んでいる人とか。
そんなとき「あそこに行けば誰かいる」という場所や人がいることは、とても大きいんだ。
目的4 愛着・誇り
「町が好き」って、目的になるの?
なるよ。愛着というのは「なんとなく好き」「大事に思う」という気持ちのことだよ。
町に愛着を持っている人は、ゴミを捨てなかったり、町の行事に参加したりと、自然と町を大事にするようになる。それに、大人になって一度町を出ても、また戻ってきたり、離れた場所から関わり続けたりすることもあるんだ。
目的5 次の世代へ
最後は、今の暮らしを次の世代まで続けられるようにすることだよ。
今が良くても、10年後、20年後に町を支える人がいなくなってしまったら困るよね。だから、自然や町並みを守ることや、まちづくりの担い手(実際に活動する人)を育てることも、まちづくりの大事な目的なんだ。
目的は町ごとに違う
どの町も、この5つを全部目指してるの?
そこが大事なところで、どの目的を大事にするかは、町によって違うんだ。
お年寄りが多い町なら「暮らしやすさ」、災害が多い地域なら「安心・安全」、若い人が出ていってしまう町なら「次の世代へ」が特に大事になるかもしれない。
だから、まちづくりではまず「この町にとって何が大事か」を、そこに暮らす人たちで話し合うところから始まるんだよ。
活動するグループが「自分たちは何のためにやっているのか」を言葉にすることについては、5章の「ミッションとは」で詳しく説明するね。
ポイント
- まちづくりの目的は、その町で暮らす人が、これからも安心して楽しく暮らせるようにすること
- 細かく分けると、暮らしやすさ・安心安全・つながり・愛着・次の世代への5つ
- どれを大事にするかは町によって違うので、話し合って決めることが大切