わかりやすいまちづくり入門

5章 活動はどうすれば続く?

説明責任とは?

このページでわかること

  • 説明責任とは、活動のお金の使い道や中身を、関わる人やまわりの人にわかるように説明すること
  • 説明すると、応援した人や参加する家族が安心でき、次の応援にもつながる
  • まずは「お金の記録」「お金の報告」「活動の報告」の3つから始める
  • お金は1円単位でレシートと一緒に記録し、2人以上でチェックする
  • まちがいを隠さず正直に伝えることが、信頼につながる
ひなた

このページでは「説明責任せつめいせきにん」について説明するよ。

説明責任とは?

ひなた

説明責任ってなに? なんだかむずかしそう。

さとる

ひとことで言うと、活動のお金の使い道や中身を、関わっている人やまわりの人に、わかるように説明することだよ。英語の「アカウンタビリティ」を訳した言葉なんだ。

ひなた

誰に説明するの?

さとる

自習会でいうと、こんな人たちだね。

  • 会費を払ってくれている参加者
  • 子どもを自習会に送り出している家族
  • 寄付をしてくれた近所の人やお店
  • 補助金を出してくれた市役所
  • 部屋を貸してくれている公民館
ひなた

けっこういっぱいいる!

さとる

それだけたくさんの人に支えられている、ということだね。

なぜ説明が必要なの?

さとる

理由は大きく3つあるよ。

1. 応援してくれた人が安心できる

さとる

寄付をした人は、「自分のお金はちゃんと使われたかな?」と気になるよね。

「いただいた寄付で、机を2台買いました。毎回10人が使っています」と伝えれば、寄付した人は安心するし、「また応援しよう」と思ってくれるんだ。

2. 参加する人や家族が安心できる

さとる

初めて子どもを自習会に行かせる家族は、「どんな人がやっているの? 安全なの?」と心配するよね。

活動の内容や、誰が責任者なのか、何かあったときにどうするのかがわかれば、安心して送り出せるんだ。

3. 次の応援につながる

さとる

きちんと説明している団体は、「ここなら信頼できる」と思ってもらえる。そうすると、新しい仲間や、新しいお金が集まりやすくなるんだ。

5章のはじめに、活動が止まる理由のひとつに「近所から苦情が来た」というのがあったよね。ふだんから活動のことを近所の人に伝えておくと、そういうトラブルも起きにくくなるんだよ。

何をすればいいの?

ひなた

具体的には、何をすればいいの?

さとる

小さな活動なら、むずかしいことはしなくていいよ。まずは、この3つから始めよう。

することどういうこと?自習会の例
お金の記録入ってきたお金と使ったお金を、全部記録するノートに「日付・内容・金額」を書き、レシートを貼っておく
お金の報告1年に1回など、お金の使い道をまとめて伝える「会費が1年で6,000円、お菓子代に4,000円使いました」
活動の報告何をして、どうなったかを伝える「今年は12回開いて、のべ150人が来ました」
さとる

お金の記録は、1円単位で、レシートと一緒に残しておくのが基本だよ。

お金の管理は、できれば2人以上でチェックできるようにしておくといいんだ。一人だけで管理していると、悪気がなくてもまちがいに気づけないことがあるからね。

隠さないことが信頼になる

ひなた

もし、お金の使い方をまちがえちゃったらどうしよう……。

さとる

まちがいは誰にでもあるよ。大事なのは、まちがいを隠さずに、正直に伝えて直すことなんだ。

信頼は、「失敗しないこと」より、「何かあったときに正直に説明できること」から生まれるんだよ。

ポイント

  • 説明責任とは、活動のお金の使い道や中身を、関わる人やまわりの人にわかるように説明すること
  • 説明すると、応援した人や参加する家族が安心でき、次の応援にもつながる
  • まずは「お金の記録」「お金の報告」「活動の報告」の3つから始める
  • お金は1円単位でレシートと一緒に記録し、2人以上でチェックする
  • まちがいを隠さず正直に伝えることが、信頼につながる