燃え尽きを防ぐ
このページでわかること
- 燃え尽きとは、がんばりすぎて心や体のエネルギーが空っぽになってしまうこと
- まじめで責任感が強い人ほど、仕事の集中、断れない、終わりがない、手ごたえが少ないなどの理由で燃え尽きやすい
- 活動する人が元気でいることも、活動を続けるための大事な条件
- 仕事を分け合い、休んでいい雰囲気をつくり、「できる人が、できるときに、できることを」で関わる
このページでは「燃え尽き」について説明するよ。
燃え尽きとは?
燃え尽きって、どういうこと?
がんばりすぎて、心や体のエネルギーが空っぽになってしまうことだよ。英語で「バーンアウト」と言ったりもするんだ。
まちづくりの活動では、こんな形であらわれることが多いよ。
- 前は楽しかった活動が、だんだん「やらなきゃいけないこと」になる
- 準備のことを考えると、気が重くなる
- ある日突然、「もう無理」と全部やめてしまう
楽しくて始めたのに、そうなっちゃうのは悲しいね……。
なぜ燃え尽きるの?
燃え尽きる人は、実はまじめで、責任感が強い人が多いんだ。理由はこんなところだよ。
| 理由 | どういうこと? |
|---|---|
| 一人に仕事が集中する | 前のページの「属人化」の状態 |
| 断れない | 「自分がやらないと、困る人がいる」と思って引き受けすぎる |
| 終わりがない | 困っている人はいつまでもいるので、「ここまででいい」が見えない |
| 感謝や手ごたえが少ない | がんばっても、誰にも気づかれていない気がする |
| 自分の生活が後回しになる | 勉強、仕事、家族、休みの時間をけずってしまう |
「困っている人がいるのに、休んでいいのかな」って思っちゃいそう。
そう思うのは、ひなたちゃんがやさしいからだよ。でもね、ここで大事なことを伝えたいんだ。
自分を大事にすることも、活動の一部
活動する人が元気でいることも、活動を続けるための大事な条件なんだ。
飛行機に乗ると、「緊急のときは、まず自分の酸素マスクをつけてから、ほかの人を手伝ってください」と案内されるよね。自分が倒れてしまったら、誰も助けられないからなんだ。
自分を大事にするのは、わがままじゃないんだね。
その通り。長く続けるためには、むしろ必要なことなんだよ。
燃え尽きを防ぐ工夫
どうすれば防げるの?
みんなでできる工夫と、自分でできる工夫があるよ。
みんなでできる工夫
- 仕事を分け合う:前のページの「見える化」をして、一人に集中しないようにする
- 関わり方を選べるようにする:4章で話した「中心・協力・応援」のように、それぞれができる範囲で関わる
- 休んでもいい雰囲気をつくる:「今月は休みます」と言いやすくする。誰かが休んでも責めない
- ありがとうを伝え合う:小さなことでも、気づいたら声に出して感謝する
- 楽しいことも入れる:準備のあとにみんなでおやつを食べる、など
自分でできる工夫
- 「できない」と言っていい:引き受けられないときは、正直に伝える
- やることの量を決める:「月に1回、2時間まで」のように、自分の中で上限を決めておく
- やめてもいい、と知っておく:どうしてもつらいときは、休んだり、やめたりしてもいい
- 相談する:仲間や、中間支援組織などの相談窓口に話してみる
「できる人が、できるときに、できることを」
まちづくりの世界でよく言われる言葉があるんだ。
「できる人が、できるときに、できることを」
全員が100%でがんばる必要はないし、いつも同じ人ががんばる必要もない。それぞれが少しずつ関わることで、活動は長く続いていくんだよ。
それなら、受験の時期も「今はできることが少ないけど、また戻ってくるね」って言えそう。
いいね。そう言い合える仲間がいる活動は、強いんだ。
ポイント
- 燃え尽きとは、がんばりすぎて心や体のエネルギーが空っぽになってしまうこと
- まじめで責任感が強い人ほど、仕事の集中、断れない、終わりがない、手ごたえが少ないなどの理由で燃え尽きやすい
- 活動する人が元気でいることも、活動を続けるための大事な条件
- 仕事を分け合い、休んでいい雰囲気をつくり、「できる人が、できるときに、できることを」で関わる