商店街・地元の企業
このページでわかること
- 商店街は、イベント、防犯、見守り、顔見知りの関係などで、昔からまちづくりの中心にいた
- お客さんや後継ぎが減って「シャッター街」になる一方、空き店舗を活かす新しい動きもある
- 地元の企業は、協賛、ボランティア、場所の提供、そして本業を通してまちづくりに関わっている
このページでは、商店街や地元の会社がまちづくりにどう関わっているかを説明するよ。
商店街はまちづくりの担い手
商店街ってお店が集まってるところだよね。まちづくりと関係あるの?
おおありだよ。商店街は昔から、まちづくりの中心にいたんだ。
お店の人たちは、商品を売るだけじゃなくて、こんなこともしてきたよ。
- 夏祭りや年末の大売り出しなどのイベントをひらく
- 街灯やアーケードを管理して、夜も安全に歩ける道にする
- 子どもやお年寄りに声をかけて、見守りの役目を果たす
- 「いつもの店」として、ちょっとした相談相手になる
たしかに、駄菓子屋のおばちゃん、わたしたちの名前覚えてる。
そういう「顔見知りの関係」が、まちの安心につながっているんだ。
商店街のお店の人たちは、商店街振興組合などのグループをつくって、一緒に活動していることが多いよ。
商店街が困っていること
でも、シャッターが閉まったままのお店も多いよね。
そうだね。お店がやめたまま、シャッターが閉まりっぱなしになっている商店街は「シャッター街」と呼ばれることもあるよ。
理由はいろいろあるんだ。
- 郊外の大きなショッピングモールや、ネット通販で買い物する人が増えた
- お店をやっている人が年をとって、あとを継ぐ人がいない
- 人口が減って、お客さんそのものが少なくなった
でも最近は、空いたお店を使って新しいことを始める動きも出てきているよ。
- 空き店舗を、子ども食堂やコミュニティカフェにする
- 若い人が小さなお店を始められるように、安く貸す
- 1日だけのマーケットを開いて、人が集まるきっかけをつくる
空き家や空き店舗の話は、まちづくりのいろんな場面で出てくるよ。
地元の企業も関わっている
商店街以外の会社も、まちづくりに関わってるの?
関わっているよ。地元の会社は、こんな形でまちづくりに参加しているんだ。
- 地域のお祭りやスポーツ大会にお金や物を出す(協賛)
- 社員がボランティアとして地域の活動に参加する
- 会社の場所や道具を、地域の活動に貸す
- 本業で地域の困りごとを解決する
「本業で解決する」ってどういうこと?
たとえば、バス会社が、お年寄りが多い地域に小さな乗り合いバスを走らせる。スーパーが、近くにお店がない地域に移動販売車を出す。
会社が自分たちの仕事を通してまちの困りごとを解決すると、お金もまわるから、ボランティアより長く続けやすいことがあるんだ。
こういう「社会の困りごとを、仕事にして解決する」考え方をソーシャルビジネスと呼ぶこともあるよ。活動を続けるためのお金の話は、5章で詳しく考えるね。
商工会・商工会議所
もうひとつ、地域の会社やお店が集まる団体に商工会や商工会議所があるよ。
地域の会社の相談に乗ったり、イベントを開いたり、町のにぎわいづくりに取り組んだりしている。市役所と一緒に、町の経済を元気にする役目を担っているんだ。
ほかの人とのつながり
- 自治会・地域運営組織:お祭りや防犯などで協力する
- NPO:空き店舗を貸したり、一緒にイベントをしたりする
- 行政:商店街のイベントや空き店舗の活用に補助金を出す
- 学校:職場体験や、商店街を使った授業で協力する
ポイント
- 商店街は、イベント、防犯、見守り、顔見知りの関係などで、昔からまちづくりの中心にいた
- お客さんや後継ぎが減って「シャッター街」になる一方、空き店舗を活かす新しい動きもある
- 地元の企業は、協賛、ボランティア、場所の提供、そして本業を通してまちづくりに関わっている