活動のお金の種類
このページでわかること
- ボランティアの活動でも、部屋代、お菓子代、文房具代、印刷代、保険代などのお金がかかる
- お金の集め方には、会費、寄付、助成金、補助金、委託、事業収入、クラウドファンディングなどがある
- それぞれに良いところと難しいところがある
- お金を集めるだけでなく、物や場所や手間で応援してもらい、お金がかからない工夫をすることも大事
このページから3本目の柱「お金」。活動のお金の種類について説明するよ。
活動にはお金がかかる
ボランティアの活動でも、お金ってかかるの?
かかるんだ。自習会でも、たとえばこんなお金がかかるよね。
- 公民館の部屋代
- みんなで食べるお菓子代
- 鉛筆やノートなどの文房具代
- チラシを印刷する印刷代
- 活動中のけがなどに備える保険代
保険?
活動中に誰かがけがをしたときのための保険だよ。地域の社会福祉協議会で「ボランティア活動保険」に入れることが多くて、1人あたり年に数百円くらいなんだ。安心して活動するためにも、入っておくといいよ。
お金の集め方の種類
そのお金は、どうやって集めるの?
いろんな方法があるよ。大きく分けると、こんな種類があるんだ。
| 種類 | どんなお金? | 自習会の例 |
|---|---|---|
| 会費 | メンバーや参加者が出し合うお金 | 参加者が1回50円ずつ出す |
| 寄付 | 活動を応援したい人が、見返りなしで出してくれるお金 | 近所の人が「がんばってね」と出してくれる |
| 助成金 | 財団や企業などが、活動を応援するために出すお金。申しこんで審査を受ける | 子どもの居場所づくりを応援する財団に申しこむ |
| 補助金 | 市役所などの行政が、活動を応援するために出すお金 | 市の「地域活動補助金」に申しこむ |
| 委託 | 行政などから仕事を頼まれて、その代金をもらう | 市から「中高生の居場所づくり」の仕事を頼まれる |
| 事業収入 | 自分たちで商品やサービスを売ってかせぐお金 | 手作りのお菓子をイベントで売る |
| クラウドファンディング | インターネットで目標と金額を示して、たくさんの人から少しずつ集める | 「自習会の机を買いたい」と呼びかける |
こんなにあるんだ!
それぞれの良いところと難しいところ
どれにも良いところと難しいところがあるんだ。
| 種類 | 良いところ | 難しいところ |
|---|---|---|
| 会費 | 自分たちで決められる。毎年入ってくる | 高くすると参加しにくくなる |
| 寄付 | 使い道が自由なことが多い。応援してくれる人が増える | いつもらえるかわからない |
| 助成金 | まとまった金額がもらえる | 期間が決まっている。報告が必要 |
| 補助金 | まとまった金額がもらえる | 使い道のルールが細かい。期間が決まっていることが多い |
| 委託 | 仕事として安定してお金が入る | 頼んだ側の決めたやり方に合わせる必要がある |
| 事業収入 | 自分たちでかせげる | 売れるものをつくるのが大変 |
| クラウドファンディング | 応援してくれる人とつながれる | 毎回はできない。準備が大変 |
助成金と補助金って、どう違うの?
似ているけど、ここでは「民間の財団や企業から出るのが助成金」「行政から出るのが補助金」と覚えておけばいいよ。実際には、行政のお金でも「助成金」と呼ぶことがあって、言葉の使い方はけっこうまちまちなんだ。
お金がかからない工夫
もうひとつ大事なのは、お金を集めるだけじゃなく、お金がかからない工夫をすることだよ。
- 部屋を無料で貸してくれる場所を探す(お寺、お店、集会所など)
- お菓子はみんなで少しずつ持ち寄る
- 使わなくなった文房具を寄付してもらう
- チラシは手書きでコピーしたり、SNSで知らせたりする
こういう「物」や「場所」や「手間」での応援も、お金と同じくらい活動を支えてくれるんだ。
さとるさん、お金の話ってむずかしそうだったけど、いろいろ工夫できるんだね。
そうだね。ただ、どのお金を使うかによって、活動の続きやすさが大きく変わるんだ。それが次のページのテーマだよ。
ポイント
- ボランティアの活動でも、部屋代、お菓子代、文房具代、印刷代、保険代などのお金がかかる
- お金の集め方には、会費、寄付、助成金、補助金、委託、事業収入、クラウドファンディングなどがある
- それぞれに良いところと難しいところがある
- お金を集めるだけでなく、物や場所や手間で応援してもらい、お金がかからない工夫をすることも大事